ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

広報誌 新ひたち野 No.34

05 s h i n h i t a c h i n oネギ栽培を営む石岡市中津川在住の関祐樹さん(せき・ゆうき32歳)。本格的に始めて2年目、「うまくなりたい」一心で試行錯誤の日々の中、JA新ひたち野青壮年部会長を務めるなど、次世代の若きリーダー候補が輝き始めている。農業を始めたきっかけは、父の死、祖母の介護など家庭事情から。「時間的余裕がほしかった。純粋に農業がやりたかったわけではなかった」と振り返る。それでも、独学で一から農業を学び、初めて作ったネギが予想以上の出来だったことで、農業の楽しさ、やりがいを知ったという。今は市場のほか、直売所「大地のめぐみ」に毎日出荷している。「消費者の声は市場出しだとわからないが、直売所に出すことで反応がダイレクトに伝わってくる。いい事も悪いことも…」。やりがいと同時に難しさも痛感している。◆青壮年部会長には、今年の4月に就任した。「若手が少なく、今は青壮年部となっている」と課題も多いが「1人でも多くの会員を募り、農業の活性化につなげていきたい」と今後の展望話す。本業のネギ栽培では「諸先輩方の作ったネギの見た目の美しさ、数量」に刺激を受ける日々。「単純にうまくなりたい。先輩方に一生追いつけないかもしれないが、いつかは同じ土俵に立ちたい」。にこやかなに話す瞳に力がこもった。「先輩方に追いつきたい」次世代の若きリーダー候補に期待ネギ栽培を営む関祐樹さん(32)