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概要

広報誌 新ひたち野 No.22

06s h i n h i t a c h i n os h i n h i t a c h i n o県西地域を中心に、イネ縞葉枯病の発生が多くなっています。県南地域でも、昨年に比べると発生が増えていますので、まだ発生が少ないうちに防除対策を行い、イネ縞葉枯病の被害の拡大を食い止める必要があります。イネ縞葉枯病は、イネ縞葉枯ウイルスを持ったヒメトビウンカ(写真1)がイネを吸汁することにより感染するウイルス病です。ヒメトビウンカがイネ縞葉枯発病株を吸汁すると、ウイルスを獲得し、他のイネに感染させます。イネ縞葉枯ウイルスに感染すると、葉に淡黄色の縦縞ができ、穂が出すくんだり(写真2)、出穂しても不稔になって減収します。イネ縞葉枯ウイルスに感染してしまうと、治療する方法はありません。対策は、媒介虫であるヒメトビウンカを防除して感染の機会を減らす必要があります。今後の防除対策としては、発病株から発生するひこばえをヒメトビウンカが吸汁すると、ウイルスを獲得してしまうので、収穫後は早めに水田を耕起し、ひこばえの発生を防止します。来年の育苗時の対策としては、ヒメトビウンカを対象に、薬効が長期持続する育苗箱施薬剤で防除します。イネ縞葉枯病が増えています!写真1:ヒメトビウンカ写真2:穂の出すくみ8月下旬より今年度の米検査が各地区で始まりました。出荷された新米は、各地へ出荷される他、各直売所でも販売されます。検査後、米の担当を務める保田担当は「今年は梅雨が早く明けたため、雨不足・高温障害より収量が少なくなっている。また、一部にカメムシの被害粒も見られたが、品質は上々であった。地元農家の方々が丹精込めてつくったお米を是非ご賞味下さい。」と自身の気持ちを語っていました。米の検査始まる小川地区にて美野里地区にてひたち野地区にて